電柱は消すべきものか

こんにちは亀です

今日は写真を加工する際に電柱を消してしまうことについてです。あくまで個人的な意見なので悪しからず…。

 

まず、消すタイプの人割と尊敬はしてます。構図から外すのではなく、加工段階で消す人。私なら発狂するレベルの細かい作業をやることになりそうなので…。

一方で、電柱を消してしまうという行為に賛同できるかは別問題です。電柱を消す理由は様々でしょう。例えば絶景である自然の中にあって野暮であるという理由が挙げられます。しかし、電柱はそこに生きる人々の生活を支えるものであり、電柱を「野暮なものだから」と消してしまうことには疑問を感じます。

記録写真を撮っているのではなく、芸術作品としての写真を撮っているのだから被写体になるものは取捨選択をするのだという人もいるでしょう。しかし、そうであるならば撮影者である我々がポイントを変えるべきだと思うのです。あくまで、我々は後からそこに入って行って撮影をするだけなのですから。

写真は一瞬の感光で焼き付く像を用いて表現するものです、そうであるならば我々はその像に描かれるものを受け入れ、どのようにその像を構成するかを考えるべきで気に食わないものは消してしまうということは基本的には良いものだと思えないのです。

 

ここまでいっちょ前に語ってしまいましたが、アマチュアの風景メインの男が考えていることで、専門の方からは怒られてしまうかもしれませんが…。被写体との対話を大切にしたい私としては、そこで人々の生活を支える電柱を消してしまうことは納得がいかないのです。