2021年度春学期授業レビュー

お久しぶりです。今回は簡単な授業レビューを…。法学部法律学科基準なのと、あくまで個人の感想なのは悪しからず。

 

一般教養

簿記入門

 簿記3級対策の教本(問題集)を軸に基礎から簿記に関する知識を付けることができる。出席は毎回授業後に提出する課題でとることに途中からなった。コロナの感染状況を踏まえ通常の授業は対面とZOOMを選べるようになるなど配慮をしてくれる先生が担当で個人的には好感度高め。

 テストの難易度はものすごく高いわけではないが、しっかり復習しておかないとそこそこの成績になるのでやった分だけ返ってくるが、GPA稼ぎ的には微妙かもしれない。簿記3級の取得を検討している人にはおすすめ。

 

法律科目

債権法各論Ⅰ(A群)

 担当教官の辛口の講評で物議を呼んだアレ。常に説明自体の難易度が高いというより、要求する前提条件が高いため難易度高くなってるものと愚考する。テストの難易度がとても高かったように感じた。あれを六法だけでやれと言われたら爆散する未来しか見えない。

 担当教官との相性が特に要求される気もするが、A群なので回避は困難。授業ごとの丁寧な復習と早期のテスト対策開始が必要だと思われる。

 

刑法総論(A群)

 オンデマンドであったが、教官の環境の問題か授業が聞き取りにくかった。レジュメは丁寧にまとめられている感があるが、判例等については判示内容が記載されていないこともおおいため、各人で考え必要に応じて質問する姿勢が求められそうである。

 指定教科書の難易度が高く感じられたため、私は日本評論社の基本刑法と伊藤塾出版の試験対策講座の本を用いて勉強した。

 試験は対面で受けたが、そこそこ細かい内容まで覚えていることが要求されそうな反面、そこそこ書ければ高評価を得られた印象だった。代替措置組等は波乱があったそうなのでそこに関しては不明。

 

債権法総論Ⅰ(B群)

 授業はオンデマンド形式で正直レジュメを読めばどうにかなりそうな印象であった。毎回の小テストの難易度も高い印象はなく、レポートの難易度も普通であった。債権法各論を受けるにあたって必要な知識を得るという観点から見て受講する方が得策であると思われる。(なお筆者の成績)

 

行政法総論(B群)

 授業はオンデマンド形式で、週2回ある4単位授業。説明は行政法の入門授業的な立ち位置であるという性格もあるのか平易でわかりやすいものであった。一方、休講になった分の代替措置がいささか重すぎると思うこともあった。

 テストに関しては、毎回の授業冒頭で扱う前回授業の復習問題をベースとしたものであり、毎回の授業の復習をそこで行えれば、テスト勉強はやりやすいものであった。

 

国際法総論(C群)

 授業はオンデマンド形式で、週2回ある4単位授業。説明は国際法の入門授業的な立ち位置であるという性格もあるのか平易でわかりやすいものであった。一方で倍速再生等がやりにくいのがネックとなる人もいるかもしれない。判例を扱うことが多く、判例把握の観点的には要求される読み込む資料の量は多い。

 レポートに関しては文字数が3000字と法律科目のテストと比べて多いうえに課題内容がふわっとしているため、各内容の方向性を把握するために悩む人がいると思う(筆者もそのクチ)。

 

法医学(C群)

 死体現象等を扱う法医学の授業であり、現役の法医学教授を招聘しての授業が展開される。教官の話も緩急交わりつつ、面白くわかりやすい授業であった。一方で写真は実践の中でのものが多く登場するため、耐性がない人にはおすすめしない。

 テストは授業内容全般について複数選択肢から複数を選ぶ形で行われる。授業内容の広範で正確な知識を問われるという点ではセンター試験みを微妙に感じた(難易度、専門性はこちらの方が高い気もする)。

 個人的には今季の当たり授業2大巨頭の片方。

 

国際関係法特殊講義(外交と国際法)(C群)

 現役の外務省職員の方が今年度は招聘され、国際法について比較的実践的な内容で授業が展開された。今年度の先生は学生へ尋ねることも多くアクティブラーニング的な性格が強い一方で、必要な知識は説明してくれるので国際法総論等を履修中でも取りやすい。ニュースは普段から見ておくこと推奨。

 レポートは自由度が高い一方で、なにを書けばいいのかわからないということはなかった。書く内容の選択肢が広いという意味での自由度の高さ。

 個人的な今学期の当たり授業2大巨頭の片割れ。